岩本さんの広報誌入門

社内報と広報誌はどう違うのか。CSR報告書、環境報告書など、これから広報誌を発行しようとしている方向け、基礎知識満載のコラム。

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はじめまして。アイエス・エヌの岩本と申します。
この社内報ブログで「広報誌ブログ」を担当することになりました。しばらく、このテーマでブログを続けていきますので、よろしくお願いいたします。

1回目は「読み手が誰かをはっきりさせよう」という実に当たり前の話です。

私はここ2年間、ナナ・コーポレート・コミュニケーションの社内誌企画コンペティションの審査員をしています。2年前に「社内誌」だけでなく「広報誌」も審査の対象となったのを機会に、「広報誌」の審査員を仰せつかりました。「社内誌」の審査も一部、担当しており、これだけ多数の「社内誌」と「広報誌」を一度に目を通すのは初めての経験です。

そこで、気が付いたことがあります。

「社内誌」が「広報誌」と大きく違う点は、読み手(ターゲット)が明確なことです。「社内誌」のターゲットは、ズバリ自社の社員です。当たり前ですね。そのため、読み手の関心事も比較的、容易に把握できます。この違いによって、「社内誌」の方が「広報誌」よりもテーマがしっかりと立てられているという傾向が見られます。また、テーマが選ばれた目的もはっきりとしています。

「社内誌」によくあるテーマで、年初の経営方針発表や新入社員紹介などがありますが、その目的は非常にはっきりしています。ターゲットが明確でテーマがしっかりしていると、伝えるべき内容も焦点を絞りやすく、訴求力の高いわかりやすい記事となります。「広報誌」も参考にしなければならない点です。

今、広報誌を発行されている企業の皆さん、これから発行しようとご計画の皆さん、もう一度、読み手が誰であるのかを自問してください。そのとき、「40歳~50歳のやや年配の女性顧客層」や「業界の若手オピニオンリーダー層」などの一般的な属性で考えるだけでなく、具体的な人物に当てはめて考えてみてください。たとえば、「自社の商品をご愛用いただだいている同じ団地に住むAさん」だとか、「取引先のB社の、いつも不満を口にしているC部長」だとか。実在の人物を想定した方が、より具体的なテーマがたくさん発想できるはずです。また、広報誌に関わるスタッフの間で、ターゲット像を共有しやすいはずです。もちろん、特定の人物から発想したテーマは汎用性に欠ける恐れがありますので、その後、一般的な属性で検証することも重要です。

社内誌企画コンペティションの「広報誌」を審査して思うのは、やはり、ターゲットを明確に想定できているかどうかが出来不出来を左右していることです。

その広報誌は誰に読んでもらうのですか?
もう一度、初心に帰ってみてはいかがでしょうか。
pr_p01.jpg社内報と広報誌はどう違うのか。CSR報告書、環境報告書など、これから広報誌を発行しようとしている方向け、基礎知識満載のコラム。
執筆
アイエス・エヌ株式会社 代表取締役
岩本恵三

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